神社紹介 

薩都神社

  • 神社名 :薩都神社 (さとじんじゃ)
  • 宮司名 :赤須通重
  • 連絡先 :電話 0294-72-0987
  • 鎮座地 :茨城県常陸太田市野宮町1052
  • アクセス:JR水郡線常陸太田駅より北東へ4km
  •      国道349号線を車で10分

【御祭神】

 立速日男命 (たちはやひをのみこと)、速経和気命 (はやふわけのみこと)

【御神徳】

 里川沿岸、佐都の郷における開拓の祖神として伝えられ、
 殖産興業、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、厄除けなどにご利益があるといわれ信仰されています。

【御由緒】

 立速日男命は、松沢の松の木に降臨された。この神は祟りをなしたため、朝廷は片岡の大連を派遣し、神に祈願し、「この地は、人家に近く穢れがあります。ここを避けて高い山の清浄な所にお移り下さい。」と申し上げた。神はこの願いをお聞き入れになり、延暦19年(800年)賀毘礼の峰に移られた。
 この社は、石の垣が作られ、その中には仕える一族が住んでいる。また、宝物・弓・鉾・釜等がすべて石となって存っている。およそこの地を飛び渡る鳥もこの地を避けて飛び、今も昔も変わらない。(「常陸風土記」)
 しかし、賀毘礼の峰は険しく、参拝するのが困難なため、大同元年(806年)に現在の鎮座地の近くに遷座された。永正年間(1500年頃)以降、里川沿岸の佐都郷旧33ケ村の総鎮守として広く信仰され、大永2年(1522年頃)に現在地に移された。(社伝) 延喜式内常陸国28社の1つ、久慈郡7座の内2の宮と称えられ、明治6年郷社に列格された。

【祭礼・行事/期日】

 元旦祭   1月1日    
 祈年祭   1月9日    
 春季例大祭 4月10日 
 御田植祭  陰暦6月9日  
 秋季例祭  陰暦9月9日  
 新穀感謝祭 12月10日   

【境内社】

 多賀神社、息栖神社、富士神社、雷神社、春日神社、鷺森神社、愛宕神社
 稲荷神社、八雷神社、鹿島神社、星宮神社、香取神社、素鵞神社

【御神紋、社紋】

 三つ巴

【文化財、ご神木等の特色】

・神刀(天国の作) 明治33年元秋田藩臣東京大学教授根本通明奉納
・弓 明治4年徳川昭武奉納
・石器 延暦19年賀毘礼山遷座の折出たものと伝えられる。
・奉額2面 延宝3年、嘉永元年奉納
・片木 大同元年、当社御造営の際、賀毘礼の山にて木を切ったところ、木心に虫食いの様に「鹿島御造営の」と書いてあった。おそらく鹿島の神の御子神がおられるのであろうと、左文字の片木を当社に保存、右文字を鹿島神宮に納めたと伝えられている。
・絵馬 三六歌仙、六歌仙の計42枚明治時代に氏子から奉納されたもの
・天狗面